DTM 初心者講座
No.002 〜 パソコン選びについて 〜
MacとWindows 何が違うのか?(後編)
さて、音楽制作において、MacとWindowsどちらのパソコンがよいのか?また、どんな違いがあるのか?
というお題の後編になります。
前編では、以下のうち、1. と2. に関して説明しましたので、続いて、3. 4. に関してお話したいと思います。
1.値段
2.不具合
3.スペック
4.見た目
ます、3.スペックに関してです。スペックというんは、用はパソコンを構成している部品ですね。
当然高価なものほどよりハイテクなものとなるわけですが、この点においてMac/Winの違いはあるのかというと、答えは「No」です。ちょうど3.4年前だったでしょうか、「Intel Mac」という言葉が出てきたのですが、この「Intel」というのは、それまでWindowsのCPU(パソコンの脳みそ部分)を製造しているメーカです。つまり、Macであるのに、構成している部品はWindowsと一緒(笑)ということなんですね。当時は苦笑していたMacユーザーの方もいらっしゃいましたが、今や当たり前のこととなりました。
つまり、少なくとも数年前より、スペックに関しては、この両メーカの際立つ違いはありません。
なので、Macであろうと、Winであろうと、購入する際には同じ目線でパソコンのスペック等を検討できますので、ご安心下さい。
続いて、4.の見た目に関してですが、これに関してはある人にとっては小さな問題でしょうし、ある人にとってはとても大きな問題のようです。
前編でも述べた通り、昔は音楽制作に使えるパソコンはMacしかありませんでしたから、例えば今第一線で活躍している音楽家さんや、中堅の方々などは、きっと Macユーザーが多いのではないか?と思います。
そうすると、必然的にテレビや雑誌で紹介される自宅スタジオには、Macが設置されている訳ですね。
そうすると、イメージ的にも、音楽やデザインや映像といった分野はMac。というイメージを持たれますから、ある意味での憧れもあって、きっとあのリンゴマークに惹かれる部分が多いのだと思います。
そういった意味で、この「見た目」の部分は、本当にイメージの問題なのでしょうね。車みたいなもんですかね?
ただ、昨今の音楽業界の状況を見れば分かるように、そんなにバブルな時代ではありませんし、もちろんパソコン自体が音楽を作ってくれる訳では無い(笑)ですので、特にわたしのような若手のミュージシャンは、見た目よりは実際の効率を選んでいるように思います。
ちなみに僕が契約している作家プロダクションの作家の皆様も、7割くらいの方がWindowsマシーンを使用しています。劇伴なども扱う事務所ですので、ポップスの制作以上にマシンパワーを必要とするのですが、そういった現場でこの割合というのは、正直驚きでもありました。
時代は変わってきている様ですね。
最後に、わたし個人の考えはどうかというと、見た目とほのかな安定性のMac。実用性のWindows。
というイメージですね。わたしはメインではWindowsマシーンを2台。事務用や譜面作成用にWinを1台。サブや必要性(Macでしか使えないソフト等)に応じてMac一台。を所有しております。
これで用が足りれば、次はレッスン用とHP素材用にMacを購入しようかな?なんて考えております。
以上が、Mac/Winの違いという点でわたしが思うところです。
なんだかこの記事を書いている最中に、Winの64bit版に関してや、MacやWinを購入する際の注意点も知りたい方がいるように思えてきました。
次回、順を追ってご紹介していきたいと思います。