DTM 初心者講座
No.017 〜 作曲家は、みんなどうやって曲を作っているのだろうか? 〜
初心者のための作曲まめ知識(前書き)
DTM初心者講座第17回目は、DTMとは切って切れない関係。「作曲」に関して、割りとまじめに、独断と偏見でつぶやきたいと思います。
「作曲」と言っても、かなり分野が広いですので、何回かに分けて、以下の項目に関してつぶやいてみたいと思います。
①「まえ書き」
②「コード」や、「コード進行」
③「メロディー」
④「アレンジ」
⑤「歌詞」
⑥「機材環境」に関して、筆者の思うところを書いてみようと思います。
⑦「その他まとめ等」
ということで、今回は、「曲作り」ということに関して、まえがき的な位置取りで、筆者の思うところを書いてみようと思います。
なぜ、この項目を始めにもってきたかと言うと。。
はじめに言っておきたい重要なことがあるからです!
それは、本来「作曲」にルール。定説。良い。悪い。は存在しないということです。これをすれば良い曲が書ける!なんてことをもし言っている人。もしくは「良い曲を書く方法」なんてことを教えてくれる人がいたら、是非とも会ってみたいですし、その場で作ってみせてもらいたいですね(笑)
実際にわたしも含め、わたしの周りにも、作曲家として実績を残している人はたくさんいますが、そうやって実績のある作家ほど、作曲に対する考え方は柔軟であり、何かを決めつけるような人はあまりいませんし、優秀な作曲家ほど、考えかたは謙虚であり、柔軟です。
たまにレッスンや教育の現場になると、先生と生徒。上下の関係に慣れてしまうせいか、さんざんな物言いで生徒の楽曲をダメ出ししている先生もいらっしゃるようですが、わたしだったら、じゃああなたの作品を聞かせてみせて下さい」と言いたいですね(笑)
本来、個性や、自己表現の場である作曲は、自由であり、わたし的な考えでは、教育者は、所詮基本的なルールを教えるところまでしかできませんし、その人が作った曲に、良いも悪いも無いと思います。つまり、レッスンで踏み込める領域は、あくまでも「基礎」の範囲であり、「センス」や、「個性」の範囲には踏み込めるわけもないと思っています。第一、豊富なセンスを持った人間が、そうたくさんいる訳が無いですしね(笑)
「基礎」というのは、例えば、さすがに聞き苦しいとか、本人が本来作りたい音楽が具現化できていない。なんていう段階の時点を指します。
なので、慣れるまでは、確かに誰かに学ぶことはおそらく必要なことでして、その選択肢の一つとして、学校やレッスンは必要だと考えています。ですが、あくまで、基礎、土台を作るためであり、曲の善し悪しの判断を委ねる場では無い。
つまり、「作曲」というのは、本来自分で突き詰めていくものであり、ルールは存在しないのですが、作曲という作業に慣れるまでは、色々なことを学びつつ、なんとなく周りの人はどうやっているのかなーなんて考えつつ、後に一人で歩こうと思った時に、ぶつかるであろう色々な困難を乗り越えていく作業自体が、「本来の学び」であり、「作曲」のような気がしています。
なので、「曲つくりのコツってあるのか?」ということに関しては、答えはYesですが、それは一つの方法論でしか過ぎず、本来は、自分で見つけるしかない非常に孤独な戦いであると、わたしは思っています。
ですので、これからお話するお話は、あくまで参考であり、正解とは限らないことをお忘れなく!
が、が、!!!
そんなまじめな話ばかりしていては書くこと自体が無くなってしまうので、上記で述べた「方法論の一つ」として、いくつか、順を追って、つぶやいてみたいと思います!
次回は早速、「コード」「コード進行」に関してです。お楽しみに!