DTM 初心者講座
No.016 〜 64bit Windowsの導入に関してのメリットとデメリット 〜
64bit Windows導入(後半)

DTM初心者講座第16回目は、前回の続き、DTMへの64bit Windows の導入に関しての、メリット、デメリットを紹介したいと思います。
ちなみに、前回デメリット(注意点)に関してお話したので、今回は、メリットの方をご紹介いたします。
だいぶ前の初心者講座でも少し触れましたが、なんといっても、64bit環境にすることで得られる恩恵のメインは、メモリーだと思います。
通常、3GBちょっとくらいしか使用できない仕様になっている32bitに対して、64bitの場合、OSの種類にもよるものの、実質、積んだ分だけ使える仕様になっている64bitは、DTMユーザーにとっては、とってもとってもありがたい時代になりました。
筆者も、2台の64bitマシンを所有していますが、それぞれ、16GB、24GBと、たくさんのメモリーを積んだパソコンを注文しました。
以前までの3GBちょっとと、今回の24GBでは、ざっと、6〜7倍くらいの容量の違いがあります。
実際に、これがとういった作用を起こすかと言うと、、
メモリーというのは、例えるなら、作業する机の広さです。つまり、多ければ多いほど、同時に色々な作業をこなすことができるわけです。
これは、DTMに置き換えれば、同時に仕様できるソフト音源等のプラグインの数の制限が、圧倒的に上がることを意味します。
現状の制作は、ほぼほぼソフトウェアの音源で作業することがほとんどでしょうし、これからますます高機能で、便利なソフトが登場するであろう反面、パソコンのメモリーの重要性は、益々高まってくることは間違いありません。
仮に、作業する分量に対して、メモリーが少ないと、どういうことが起こりやすいかと言えば、例えばパワー不足によるエラーによって、勝手にアプリケーションが停止してしまったり、何かのソフトを立ち上げた瞬間に、警告もなしに、アプリケーションが終了してしまったり、動作がとっても不安定になります。
筆者も、32bitを使っている時は、その不安定さに、毎回のように悩まされていました。
しかしながら、我慢の末、所有しているほとんどのソフトが、やっと64bit対応をしたことをきっかけに、「待ってました!」とばかりに、移行に取り組んだ訳です。
移行してみてどうかと言うと。。
正直、とてつもなく幸せです(涙)
動作の不安定に関して、かかえていたストレスが、だいぶ無くなったおかげで、色々なことをやりたいように、やりたい順序で行えることは、仕事としてPCを使っているわたしにとっては、大きな大きなメリットとなり、かつ、色々な意味で、作業時間の短縮にも繋がりました。
メモリーが増えたからと言って、エラーが全く起こらないわけでは無いですが、それでも、以前の3倍くらいの不可をかけても、まだまだ動じない感覚ですので、ここに関しては、本当にお勧めできます!
特に、動作が不安定だった方なんかは、目処が立ったら、是非検討してみると、良いかと思います!
以上、64bit環境での制作に関する、筆者の思うところの、メリット編でした!

