DTM 初心者講座
No.018 〜 作曲家は、みんなどうやって曲を作っているのだろうか? 〜
初心者のための作曲まめ知識(コード進行編)
DTM初心者講座第18回目は、DTMとは切って切れない関係。「作曲」に関して、割りとまじめに、独断と偏見でつぶやきたいと思います。
「作曲」と言っても、かなり分野が広いですので、何回かに分けて、以下の項目に関してつぶやいてみたいと思います。
①「まえ書き」
②「コード」や、「コード進行」
③「メロディー」
④「アレンジ」
⑤「歌詞」
⑥「機材環境」に関して、筆者の思うところを書いてみようと思います。
⑦「その他まとめ等」
さて、今回は、「曲作り」ということに関して、「コード進行」の部分を、筆者の思うところを書いてみようと思います。
まずはじめに思うこと。それは、コード進行というのは、ある意味、色づけみたいなもののように思っているということです。
では何に対しての色づけなのか?それは、次回お話するかと思いますが、メロディーに対してです。
わたしが学生の頃、とある先生がおしゃっておりました。「アレンジ10年、メロディー 一生(笑)」
わたしもそのことを常に胸に置き、日々作曲と向き合っておりますが、自身も本当にそのことを大切にしようと思っている音楽家の一人です。
コード進行というのは、ある意味、「知識」や「技術」のようなものだと思っておりまして、つまり、机の上で勉強すれば、ある程度誰でも手にすることができる知識。です。
例えば具体的に言うならば、コンビニで買い物をしていたとしましょう。店内に最近のヒットチャートに沿って、次々と新曲が流れているとして、買い物をしながらでも、その楽曲のコード進行は、メジャーやマイナー、分数コードやテンションにいたるまで、わたしの頭の中でリアルタイムに解析が可能です。
なので、自宅に戻って、必要とあらば、まったく同じコード進行を再現できてしまうわけです。これば、音を聞き取る訓練を積めば、誰でもできます。
つまり、コード進行というのは、それだけのものだと、わたしはあえて思うようにしています。
日常で言えば、洋服みたいなものでしょうか。洋服は、お金があれば、誰でも同じ物を買える。でも、中身の人間は、誰にも真似はできないわけです。
つまり、コード進行は洋服。メロディーは人間自身。といったところでしょうか?
なので、メロディーにコードが寄り添う形がきっと理想的です。
そして、おそらく一般的には、コード進行に、ただメロディーがのっているだけのものは、あまり評価されないように思います。
それっぽいのだけど、特に感動しなかったり、雰囲気だけで芯が無かったり、そんなような楽曲になってしまうということなのだと思います。要はつまらないということです。
言い換えると、「自分に合った似合う服」ではなく、「服に着られてしまっている自分」といった感じなのでしょうか?
わたし自身も、未だに、中身が空っぽな楽曲が出来上がっては、ため息する作業を繰り返してはおりますが、そんな中でも、たまに、良い評価をいただけるものがあるわけで、そういった楽曲というのは、きっと芯があって、訴えかけるものがあって、聴いていただけた人の心を、少なからず動かすことが出来たということなのでしょうから、そういった感覚を、常に忘れないように、曲作りを模索しています。
「あくまで一つの意見」ですが、参考にしていただけたら嬉しいです。
最後に、さんざんコード進行なんて、、
と、軽視しているように思われるかもしれません。重要で無いなら、知らなくて良いという意味ではありません!
誤解が無いように言っておきますと、勉強すれば誰でも習得できるものなのである以上、色々なパターンを知っていて当たり前という解釈が正しいかと思います。
次回は、メロディーに関して、お話したいと思います!
乞うご期待。